「毎日がんばって働いているのに、なぜかお金が貯まらない…」なんて感じたこと、ありませんか？
実は、その悩みを解決するヒントが、100年近くも世界中で読み継がれている一冊の本にあるんですよ。
それが、有名な「バビロン大富豪の教え」です。
この記事では、「バビロン大富豪の教え」の心に響く名言をひも解きながら、まずはお金の悩みから解放されるための「心構え」、そして一番難しいと感じがちな「収入を増やし、守り、投資する」という具体的なステップもシンプルに紹介します。
この記事を読み終えるころには、あなたもきっと、資産を築くための確かな一歩を踏み出したくなるでしょう。
この記事のポイント
- 富を築くための成功哲学
- お金の悩みから解放される心構え
- 資産を築くための3ステップ
- 成功に不可欠な行動力の重要性
「バビロン大富豪の教え」の名言が示す富と成功
富を築き、成功するための考え方
「バビロン大富豪の教え」が伝える富と成功への道は、単にお金をたくさん持つことではありません。
なぜなら、お金を増やす知識、つまり「知恵」がなければ、たとえ大金を手にしたとしても、あっという間になくなってしまうからです。
1926年にジョージ・S・クレイソンによって書かれて以来、100年近くも世界中で読み継がれているのは、この「知恵」がいつの時代も変わらない真実だからでしょう。
では、その知恵とは具体的にどのような考え方なのでしょうか。
本書には、心に響く数々の名言が登場します。
その中の一つに、成功するための非常に重要な心構えがあります。
それは、「決意があるところには道は開けます」という考え方です。
チャンスの女神は、すぐに行動する人のところにやって来ます。
例えば、何か良いアイデアを思いついても、「また今度にしよう」「失敗したらどうしよう」と迷ってしまうことはありませんか？ このような優柔不断（ゆうじゅうふだん：なかなか物事を決められないこと）な態度は、成功を遠ざけてしまいます。
本書は、チャンスを掴む人と逃す人の違いは、ただ「行動するか、しないか」というシンプルな点にあると教えています。
もう一つの大切な名言は、今のあなたの状況は、過去のあなた自身の責任であると気づかせてくれるものです。
作中には「甘んじているから奴隷になったのではないですか？」という、少し厳しいですが非常に心に刺さる言葉が出てきます。
これは、「今の状況は変えられない」と諦めてしまうのではなく、自分の行動次第で未来はいくらでも変えられる、という力強いメッセージです。
逆に言えば、今から自分を律して努力を続ければ、素晴らしい未来が待っているということですね。
このように、「バビロン大富豪の教え」における富と成功の考え方とは、明確な目標を持って行動し、常に学び続ける姿勢そのものを指します。
お金を稼ぐテクニック以前に、この揺るぎない「心構え」を持つことが、本当の豊かさへの第一歩となるのです。
「バビロン大富豪の教え」名言を活かす実践方法
お金の悩みから解放されるための心構え
「バビロン大富豪の教え」を読み進めると、お金の悩みから本当に解放されるための心構えは、意外なところにあると分かります。
それは、「お金そのものよりも大切なものを見つける」という考え方です。
なぜなら、お金だけがあっても幸せは長続きせず、すぐに何も感じなくなってしまうと本書は教えているからです。
むしろ、人から感謝される喜びや、誰かを守りたいという気持ちこそが、尽きることのない幸せと、自分を強くする力の源泉になるのです。
.例えば、作中では「人に感謝されることには飽きない。
それは喜びに繋がるからだ」と語られています。
お金は、あなたが一生懸命に働いて誰かの役に立った結果として、後からついてくるもの。
この考え方に立てば、「どうやって稼ぐか」だけでなく「どうすれば人の役に立てるか」という視点が生まれ、仕事がもっと楽しくなるでしょう。
それが「『守りたいもの』が、自分を成長させる」という名言です。
漫画版の主人公バンシルは、亡くなった両親や恩師への恩返し、そしてバビロンの繁栄という「守りたいもの」のために、借金まみれの状況から奮起し、再び立ち上がります。
あなたにとっての「守りたいもの」は何でしょうか？それは家族や友人かもしれませんし、将来の自分の夢かもしれません。
その存在こそが、困難に立ち向かうための強い心構えをくれるのです。
もちろん、これは楽な道ではありません。
本書には、楽な道を選んだ者が結局は不幸になり、懸命に働くという厳しい道を選んだ者だけが、本当の自由を手に入れる物語も描かれています。
お金の心配から自由になるための心構えとは、目先の利益を追うのではなく、感謝や誰かのためにという目的意識を持って、日々の仕事に懸命に取り組むことだと言えるでしょう。
収入を増やし守り、投資で資産を築く方法
「バビロン大富豪の教え」では、資産を築くための具体的で普遍的な方法が、古代の物語を通じて示されています。
その方法は、驚くほどシンプルで、主に３つのステップに分けられます。
このステップこそが、本書で語られる「黄金の七つの知恵」の核となる部分です。
この３つのステップを順番に実践することで、誰でも着実にお金持ちへの道を歩むことができます。
- 収入の十分の一を貯金する
これがすべての始まりであり、最も重要な第一の知恵です。
どんなことがあっても、稼いだお金の最低でも10分の1は、使う前に必ず自分のために取っておきます。
これは現代で言う「先取り貯蓄」と同じ考え方ですね。
例えば、生涯年収が2億円のサラリーマンなら、この習慣だけで2,000万円の資産が築ける計算になります。
もちろん、残った10分の9で生活するために、自分の欲求に優先順位をつけ、本当に必要なものを見極める訓練も必要です。
- 危険や天敵からお金を堅守する
次に行うべきは、せっかく貯めた大切なお金を守ることです。第四の知恵では、「自分が理解していない商いや、儲け話には投資してはならない」と強く警告しています。作中でも、主人公が宝石の知識がないレンガ職人に投資をして、全財産を失うという手痛い失敗をしました。
「自分は大丈夫」という根拠のない自信は、資産を失う大きな落とし穴になります。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットでさえ、自分が理解できない分野には手を出さないことで有名です。
お金を守るためには、その道の専門家や知恵のある人に素直に助言を求める慎重さが必要です。
- 貯めたお金に働かせる
貯めたお金をただ寝かせておくだけでは、それ以上は増えません。第三の知恵は、「お金に働いてもらい、さらなるお金を生ませる」、つまり投資することの重要性を説いています。あなたの本当の財産とは、財布の中の現金ではなく、お金が絶えず流れ込んでくる「仕組み」のことです。
投資によって得た利益をさらに投資に回すことで、お金がその子どもや孫を増やしていくように、資産は雪だるま式に増えていきます。
これを複利（ふくり）の効果と呼び、資産形成を加速させる強力なエンジンとなります。
このように、収入の一部を確実に貯め、それを賢く守り、そして辛抱強く働かせる。
このサイクルを回し続けることが、「バビロン大富豪の教え」が示す、富と成功に至る王道なのです。
「バビロン大富豪の教え」の名言で人生は変わる？富を築く3つの黄金法則：まとめ
Q&Aでまとめますね。
質問（Q）：成功するための考え方で、一番大切なことは何ですか？
回答（A）：お金を増やす知恵を学び、決意をもって行動することです。
質問（Q）：お金の悩みから自由になるための心構えとは何ですか？
回答（A）：お金より大切な「守りたいもの」を見つけることです。
質問（Q）：資産を築くための具体的な方法はありますか？
回答（A）：「収入の1割を貯金し、守り、働かせる」3ステップです。
この記事では、古代バビロンから伝わるお金と成功の知恵について、その心構えから具体的な方法までご紹介しました。書かれている原則は驚くほどシンプルですが、とても力強いものばかりですよね。ただ知っているだけでは何も変わらないので、大切なのはまずは第一歩を踏み出すことですよ。本書の教えを一つでも実践すれば、あなたの未来はきっと良い方向に変わっていくでしょう。物語で楽しく学べる漫画版は、特にこれから始める方におすすめですね。この漫画はebookjapanなどで読むことが出来ます。ぜひこの普遍的な知恵に触れてみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
