「渾身の記事を書いたのに、まったくアクセスがない…」
「アフィリエイトは、まず記事を書くことだと教わったけど、本当にこれだけでいいの?」
前回の記事で解説した方法で、きっとあなたは読者の心を動かす素晴らしい記事を書けるようになったはずです。しかし、その記事も読まれなければ存在しないのと同じ。これは、多くの初心者がぶつかる大きな壁です。
その原因は、「あなたのサイトがGoogleに見つけてもらえていない」こと、そして「サイトの中で読者が迷子になっている」ことにあるかもしれません。
この記事では、あなたの素晴らしい記事をより多くの人に届けるための「SEO対策」と、サイト全体の収益を最大化する「内部リンク戦略」について、AFFINGER6の力を借りながら実践する方法を具体的に解説していきます。
なぜSEOと内部リンクが重要なのか?
少し専門用語が出てきましたが、難しく考える必要はありません。それぞれがなぜ重要なのか、簡単に理解しておきましょう。
- SEO (検索エンジン最適化)
あなたのサイトへのアクセスのほとんどは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからやってきます。SEOとは、この検索エンジンにあなたのサイトを高く評価してもらい、検索結果の上位に表示させるための対策のこと。SEOが成功すれば、何もしなくても自動的にアクセスが集まる「資産ブログ」への道が開かれます。 - 内部リンク
内部リンクとは、自分のサイト内の記事同士をつなぐリンクのことです。これには2つの重要な役割があります。一つは、サイトを訪れた読者を関連する他の記事へ案内し、サイト内をぐるぐると回遊してもらうこと。もう一つは、「この記事は特に重要ですよ」とGoogleに伝え、特定の記事のSEO評価を高める役割です。
つまり、SEOで人を集め、内部リンクでその人たちを収益に繋がる記事へ案内する。この2つが、ブログ運営の両輪なのです。
AFFINGER6が標準で備えるSEOに強い機能
AFFINGER6が「稼ぐ」に特化していると言われる理由の一つが、このSEO対策を強力にサポートする機能が標準で備わっている点です。あなたは難しいことを考えなくても、テーマを使っているだけでSEOの恩恵を受けられます。
- 1. 高速な表示速度
- サイトの表示速度は、読者の満足度とGoogleの評価に直結する重要な要素です。AFFINGER6は表示速度が最適化されているため、読者を待たせることなく、快適な閲覧環境を提供できます。
- 2. 構造化データへの対応
- 難しい言葉ですが、要は「検索結果で目立ちやすくなる機能」です。記事内にQ&Aやレビューなどを含めると、それが検索結果画面に直接表示されることがあり、クリック率の向上に繋がります。
- 3. SEO関連設定の簡易化
- 推奨プラグインである「SEO SIMPLE PACK」を導入することで、記事ごとにメタディスクリプション(検索結果に表示される説明文)やnoindex設定(検索結果に表示させない設定)が驚くほど簡単にできます。
初心者がまずやるべき記事単位のSEO対策
テーマの力だけでなく、記事を書く際に少しだけ意識することで、SEO効果は格段に上がります。
- キーワードを意識する:この記事は、読者がどんな言葉で検索した時に読んでほしいかを考え、その「キーワード」をタイトルや見出しに自然な形で含めましょう。
- 魅力的なタイトルを付ける:キーワードを入れつつも、思わずクリックしたくなるような魅力的なタイトルを考えます。検索結果ではタイトルが最も目立つため、最重要項目です。
- 見出しを正しく使う:記事の骨格となる見出し(H2, H3)を適切に使い、読者とGoogleに記事の内容を分かりやすく伝えます。
- メタディスクリプションを設定する:投稿画面の下の方にある「このページのディスクリプション」に、記事の要約を120文字程度で書きましょう。検索結果で読者のクリックを後押しします。
サイト全体の評価を高める内部リンク戦略
ここが収益化のキモです。記事をバラバラに書くのではなく、サイト全体を一つのチームとして機能させましょう。
1. 「収益記事」と「集客記事」を意識する
まず、記事を2種類に分けます。
- 収益記事(キラーページ):AFFINGER6のレビュー記事のように、商品を売ることを目的とした記事。
- 集客記事:「ブログ アクセス 増えない」のような、読者の悩みを解決するための記事。直接的な収益化が目的ではなく、アクセスを集めるための記事。
2. 集客記事から収益記事へリンクを流す
戦略はシンプルです。たくさんの「集客記事」を書き、それぞれの記事の文末や関連する箇所から、最も読んでほしい「収益記事」へ内部リンクを送ります。
【ここに集客記事から収益記事へリンクが集まる図のイメージ】
これにより、サイト全体のアクセスが集客記事に集まり、その力が内部リンクを通じて収益記事に集中。結果として、収益記事のSEO評価が上がり、検索上位に表示されやすくなるのです。
3. AFFINGER6の機能を活用する
この内部リンク戦略を、AFFINGER6は簡単に実行できます。
- 関連記事の自動表示:記事の下に自動で表示される「関連記事」は、読者のサイト内回遊を促すのに非常に効果的です。
- ブログカード機能:記事の途中で他の記事に言及したい時、「ブログカード」機能を使えば、上の前回の記事へのリンクのように、視覚的に分かりやすいリンクを簡単に作成できます。
まとめ:SEOと内部リンクでサイトを育てよう
お疲れ様でした。少し難しい話もあったかもしれませんが、要点はシンプルです。
- キーワードを意識した良い記事を書く。(書き方はこちら)
- その記事をGoogleに見つけてもらうために、基本的なSEO対策をする。
- 記事同士を内部リンクで繋ぎ、読者とGoogleを適切に案内する。
記事作成と、今回のSEO・内部リンク対策は、ブログ運営の両輪です。最初は効果が見えにくいかもしれませんが、この両輪をコツコツと回し続けることで、あなたのサイトは着実に育ち、やがては何もしなくても収益を生み出す「資産」へと変わっていきます。
さあ、あなたのサイトを育てる旅を続けましょう!