Xサーバー(エックスサーバー)の契約、おめでとうございます!これであなたも高性能サーバーの仲間入りです。しかし、契約しただけではサイトは公開されません。次に行うべきは、サイトを公開するための初期設定です。「初期設定って難しそう…」「WordPressのインストールはどうやるの?」と不安に思うかもしれませんが、Xサーバーなら大丈夫。この記事では、Xサーバー契約後に行うべき基本的な初期設定と、特に人気のWordPressを簡単にインストールする手順を分かりやすく解説します。このガイドを参考に、スムーズにサイト公開準備を進めましょう!

1. サーバーパネルへのログイン

まず、Xサーバーの各種設定を行うための「サーバーパネル」にログインします。

申し込み完了時にXサーバーから送られてくる「【Xserver】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ」という件名のメールを確認してください。その中に、サーバーパネルへのログイン情報(サーバーID、サーバーパネルパスワード、ログインURL)が記載されています。

  1. メールに記載された「サーバーパネル ログインURL」にアクセスします。
  2. サーバーIDとサーバーパネルパスワードを入力してログインします。

サーバーパネルログイン画面(イメージ)

(画像:サーバーパネルログイン画面のイメージ)

これがXサーバーの心臓部とも言える管理画面です。様々な設定がここから行えます。

2. ドメイン設定(独自ドメインを利用する場合)

Xサーバーで独自ドメインを利用するには、ドメイン設定が必要です。申し込み時に「WordPressクイックスタート」を利用してドメインも同時に取得した場合は、この設定は基本的に完了しています。

別途ドメインを取得した場合(お名前.comやムームードメインなど)や、他社からドメインを移管した場合は、以下の手順でドメインをXサーバーに追加します。

ドメインをXサーバーに追加する手順

  1. サーバーパネルにログインし、「ドメイン設定」をクリックします。
  2. 「ドメイン設定追加」タブを選択します。
  3. 利用したいドメイン名(例: `your-site-name.com`)を入力します。
  4. 「無料独自SSLを利用する(推奨)」と「高速化・アクセス数拡張機能「Xアクセラレータ」を有効にする(推奨)」にチェックが入っていることを確認します。
  5. 「確認画面へ進む」をクリックし、内容を確認後「追加する」をクリックします。

ドメイン設定追加画面(イメージ)

(画像:ドメイン設定追加画面のイメージ)

ネームサーバーの変更を忘れずに!
Xサーバー以外で取得・管理しているドメインを利用する場合、ドメインを取得したサービスの管理画面で、ネームサーバー情報をXサーバー指定のものに変更する必要があります。この変更が完了しないと、ドメインがXサーバーに正しく紐づきません。ネームサーバー情報はXサーバーの公式サイトや契約完了メールで確認できます。

3. SSL設定(サイトの常時SSL化)

SSL(Secure Sockets Layer)は、インターネット上の通信を暗号化する技術です。サイトをSSL化(HTTPS化)することで、セキュリティが向上し、訪問者に安心感を与え、SEO評価にも良い影響があります。Xサーバーでは無料で独自SSLを設定できます。

ドメイン設定時に「無料独自SSLを利用する」にチェックを入れていれば、自動的に設定が試みられます。手動で設定・確認する場合は以下の手順です。

無料独自SSL設定の手順

  1. サーバーパネルにログインし、「SSL設定」をクリックします。
  2. SSL設定を行いたいドメインを選択します。
  3. 「独自SSL設定追加」タブを選択します。
  4. 「CSR情報(SSL証明書申請情報)を入力する」のチェックは通常不要です。
  5. 「確認画面へ進む」をクリックし、「追加する」をクリックします。

SSL設定が反映されるまでには、数分~1時間程度かかる場合があります。「SSL設定一覧」で該当ドメインのステータスが「有効」になれば完了です。

SSL設定画面(イメージ)

(画像:SSL設定画面のイメージ)

4. WordPress簡単インストール

ブログやサイト運営で最も人気のあるCMS「WordPress」も、Xサーバーなら簡単にインストールできます。「WordPressクイックスタート」を利用しなかった場合や、追加でWordPressサイトを作成したい場合は、以下の手順で行います。

WordPress簡単インストールの手順

  1. サーバーパネルにログインし、「WordPress簡単インストール」をクリックします。
  2. WordPressをインストールしたいドメインを選択します。
  3. 「WordPressインストール」タブを選択します。
  4. 以下の情報を入力します。
    • インストールURL: ドメイン直下にインストールする場合は空欄のまま。サブディレクトリ(例: `/blog/`)にインストールする場合は入力します。
    • ブログ名: サイトのタイトル(後から変更可能)。
    • ユーザー名: WordPressのログインユーザー名(後から変更不可なので注意)。
    • パスワード: WordPressのログインパスワード(強力なものを設定)。
    • メールアドレス: WordPressからの通知を受け取るメールアドレス。
  5. 「キャッシュ自動削除」は「ONにする」が推奨です。
  6. 「データベース」は「自動でデータベースを生成する」を選択します。
  7. 「確認画面へ進む」をクリックし、内容を確認後「インストールする」をクリックします。

WordPress簡単インストール画面のイメージ

(画像:WordPress簡単インストール画面のイメージ)

インストールが完了すると、WordPressのログインURLや各種情報が表示されます。大切に保管しましょう。これでWordPressサイトの準備は完了です!

5. メールアカウントの設定(任意)

独自ドメインのメールアドレス(例: `info@your-site-name.com`)を作成・利用したい場合は、メールアカウントの設定を行います。

メールアカウント設定の手順

  1. サーバーパネルにログインし、「メールアカウント設定」をクリックします。
  2. メールアカウントを設定したいドメインを選択します。
  3. 「メールアカウント追加」タブを選択します。
  4. 以下の情報を入力します。
    • メールアカウント: `@`より前の部分(例: `info`)。
    • パスワード: メールアカウントのパスワード。
    • 容量: メールボックスの容量(MB単位)。
    • コメント(任意): メモなど。
  5. 「確認画面へ進む」をクリックし、「追加する」をクリックします。

作成したメールアカウントは、WebメールやOutlook、Thunderbirdなどのメールソフトで送受信できます。設定方法はXサーバーのマニュアルを参照してください。

まとめ:初期設定を済ませて快適なサイト運営をスタート!

Xサーバー契約後の基本的な初期設定と、WordPressのインストール手順について解説しました。Xサーバーは管理画面が分かりやすく、各種設定も比較的簡単に行えるようになっています。

これらの初期設定を済ませれば、いよいよ本格的なサイト構築やコンテンツ作成に取り掛かることができます。もし途中で分からないことがあれば、Xサーバーの豊富なマニュアルやサポートを活用しましょう。

快適なXサーバー環境で、あなたの素晴らしいウェブサイトを育てていってください!

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