Google サーチコンソールのカバレッジにおける修正を行った場合の検証についてお伝えします。
「修正を検証」とは、あなたが問題を修正した場合 Google へ確認を依頼することができるサーチコンソールの機能です 。
そしてGoogle が修正を確認し問題がなければ件数が0件に変更されます。
実は Googleはこの「修正を検証」という行為が常に意味があるとは考えていません。
それはなぜかと言うと次のような場合があるからです。
- robots.txt でクロールしないように記述されている
- インデックスしないように記述されている
※ robots.txtとは、クロールしてほしくないURLを指定できるファイルのこと
※ インデックスとは、GoogleにURLを登録されること
※ クロールとは、Googleのロボットがインターネットを巡回すること
前者はクロールをしない設定を「robots.txt」にて記述されている場合です。
ようするに「Googleさん、このページに来ないでね」と記述するといった意味になります。
後者はクロールする度に修正されるので放置で問題ありません。
しかしながら除外リストにURLが表示されているのは何か気持ちが悪いですよね?
「修正を検証」を使ってスッキリしちゃいましょう!
その前に「修正を検証」の注意点をお伝えしておきます。
これを知っていれば闇雲に修正して、さらに問題が悪化することを避けられます。
「修正を検証」の注意点
検証中に修正されていないページを発見した時点で検証が中断されます。
つまり10ページの検証中に1ページでも問題が残っている場合、検証はそこで終了してしまいます。
このことはあまり知られていませんが一番に注意するべきポイントかもしれません。
しっかりとすべて修正してから「修正を検証」するようにしてください。
期間として約2週間かかる
問題によってはそれよりも長い場合もあるので注意してください。
カバレッジのステータスが「開始」になっていれば、まだチェック中ということです。
「修正を検証」をするとメールが届く
合格もしくは不合格となった場合に通知が届きます。
ではこれらを判定する合否はどうやって決まっているのでしょうか?
判定について
合格(修正済み)の場合
これは以下のことが考えられます。
- クロールの段階で問題がない
- ページが削除されている
- No index になっている
- 認証ページである
以上のことはすべて「修正済み」として判断されます。
不合格の場合
「詳細を表示」で、なぜ不合格だったのかを確認できます。
対象のURLを再度チェックするようにしてください。
そのチェックを修正した場合は問題が発生してから90日間再発しなければその問題は一覧から削除されます。
しかし15日後に新たな問題が発生した場合は、未解決と表示されるので注意が必要です。
また90日以内に同じ問題が発生した場合は、日数はそこでリセットされます。
次からは Google が修正を検証を行った時の流れについてお伝えしていきます。
検証の流れ
「修正を検証」をクリックするとすぐに数ページがチェックされます。
エラーがあった場合
そこで問題が解決されていないとすぐに検証は中断されてしまいます。
エラーがなかった場合
継承ステータスが「開始」に変更されます。
その後再クロールのリストに登録され、最終的に問題なければ「合格」となります。
もしこのときアクセスができない場合は「その他」と表示されます。
問題が最後まで残ってしまっている場合は「不合格」と表示さてしまいます。
途中で他の問題が発生した場合
検証はそのまま続行され、検証対象からは消えます。
しかし他の問題で表示されるようになってしまいます。
まとめ
いかがでしょうか?
もしあなたがサーチコンソールの「カバレッジの修正」をした場合、必ずこの「修正を検証」をクリックして Google に通知してください。
しかし期間が2週間かかるというのも頭に入れておいて、「修正したけど表示が変わらない!」と焦って次の修正に動いてしまうと、何が悪かったのか分からなくなってしまいます。
判定方法として修正を検証した時にサンプルページとして数ページがチェックされるのも忘れてはいけません。
そこで不合格のページがあるとそこで検証が中断される恐れもありますので注意してください。
カバレッジの表示としては90日間再発しないと表示が0件になるので結構長いです。
気長に待つようにしましょう。